旧型(初代)コペンに15年乗り続けてきました。この度車を買い替えるので、思い出にこの車のインプレをブログに書きます。この車の利点、欠点など15年乗り続けたから分かる事があります。
もうこれで車を買い替えるので新しく買うデミオのレヴューを書こうとしましたが、それよりも 15年も乗り続けたのでコペンのインプレしたほうが記事にする価値があると思いブログに書きました。
まだまだ中古市場で人気の旧型(初代)コペンです。これから旧型(初代)コペンを中古で購入する方、また新型コペンの車の購入を検討している方の参考にもなるかもしれませんのでぜひ一読していただけたらと思います。
旧型(初代)コペンの長所
スイッチ1つでオープンになる
この車の最大の特徴であり、ハイライトです。手動でオープンでなく電動で気軽にオープンできるところが良いです。少し長い赤信号なら信号待ちの間にもオープンできちゃいます。
天気のコンディションの良い日にドライブすると鳥の鳴き声や小川のせせらぎが聞こえてきます。窓を開けても聞こえてくるんじゃないかと思われますが、オープンにするとより一層はっきり聞こえてきます。自然をダイレクトに感じる事ができます。
これはオープンカーでしか味わえない感覚です。(フェンダーの錆はオールドコペンのお愛嬌w)
オープンは夏の夜がおすすめ
一番のおすすめは夏の夜ですね。シートヒーターもいらないし、エアコンもいらずです。紫外線の心配もないし田舎であれば満点の星空を時折みながらドライブなんてできます。夏の夜のオープンカーは非日常的で不思議な感覚に陥ります。風を切って運転するのは心地良いです。※写真コペン夜のオープンカー 夏の夜のオープンがおすすめです。まあ写真はこのブログのために今の冬に撮ってめちゃ寒かったんですけどねw なかなかかっこ良く撮れました。
運転が楽しい
ハンドリングが良いです。ハンドルをきると回した分だけ車が反応し動いてくれます。また車高が低いのでまるでゴーカートのようにも楽しめるし、低速でもスピード感がありスポーティな走りが楽しめます。ワインディングロードするのが一番ドライブを楽しめます。
維持費が安い
軽自動車のため税金は安いし、燃費も14km/1Lくらいで悪くありません。また故障したときも外車のように高くなく汎用品があるので安く済みます。
デザインが良い
このデザインを考えた人は個人的に天才だと思います。それほどデザインが素晴らしい。発売して20年近く経ちますがスタイリッシュで未だに古い感じがあまりしません。特にオープンにして斜め後ろ45度の角度からみた姿が本当にカッコいいです。
今でこそコペンはそこらじゅう見かけますが、買ったばかりの当時はまだ珍しく町を走っているコペンは少なかったです。かなり目立ちました。これ外車?などと知らない人から声をかけられたことが何度もあります。
観光旅行に来たインド人と思われる旅行者がかってに私のコペンと記念写真を撮っていた事もありましたw
エンジン音が良い
ターボエンジンを搭載しています。アクセルを踏み込むとヒュインというエンジン音を奏でます。この音が結構好きで、アクセルをムダに踏んでしまったりします。
メンテナンスが楽
洗車も楽です。車高が低いため屋根まで簡単に手が届き、手洗いできます。小さい車なのでサッと短時間で洗車が終わります。
また車内も後ろの座席がないので掃除が簡単です。
高速ではパワーがある
出だしは少しもたつくものの、高速などは2人で乗っていても100kくらいは簡単にでます。
運転し易い
旧型(初代)コペンの大きさは全長×全幅×全高 3395×1475×1245mmというサイズ。軽自動車なので狭い道路などでも運転し易いです。
イヤミがない
通常オープンカーだと目立ちます。颯爽としてさわやかでカッコいいと思ってくれる人もいますが、人によってはオープンカーに乗って目立ってんじゃねえよ。かっこ付けやがってなどと思われる場合があります。しかしコペンは所詮というか幸いというか軽自動車です。愛くるしい外見もあり、そんなきつい周りの視線も和らぐ感じがします。
高級車にも負い目を感じにくい
隣に外車などの高級車が並んでいても負い目を感じにくいです。軽自動車だとなんとなくチープな感じで生活感満載になってしまいますが、コペンの場合は違います。高級車がならんでいても「ベンツ?値段高いけどオープンカーの楽しみ味わえないじゃん」と思い優越感にさえ浸れます。またコペンはお金に少し余裕のある人がセカンドカーで所有していること多く、あまり軽自動車につきまとう安っぽいイメージがありません。
まあ私の場合はファーストカーなんですけどね♪
旧型(初代)コペンの短所
狭い
この車の狭さは納得の上で購入しましたが、本当に狭いです。同乗者がいなければ荷物は助手席に置けますが、2人乗った場合ちょっとした荷物や上着でもトランクに入れるしかなく面倒くさいです。また二人乗りというのも短所ですね。まあ当然これは納得の上で購入してますが。
車内泊ができない
たまに遠出した時等、車で何時間か寝たい時があります。2シーターのためシートを倒せないので座って寝るしかありません。仮眠等ほとんど出来ません。
パワーがない
平坦な道での高速等ではほとんどパワー不足を感じませんが、0からスタートした時のもたつきはやはり軽自動車だと思ってしまいます。
また上り坂などもゆるやかであってもアクセルをかなり強めに踏んでやっと登っていく感じです。パワー不足を感じます。
ガタガタ音がする
オープンカーの構造上であるためか、走っているとガタガタビシビシと音がします。静寂生はあまりありません。
車高が低い
車高が124mmと自動車の中でもかなり低いです。コンビニのタイヤ止めや道路の落下物をまたぐ事ができず擦ってしまうこともなんどかありました。
さすがに中身は古さを感じて来た
外見はあまり古さを感じませんが、中身は最新の車からすると古さを感じてしまいます。
例えば燃費は1L18キロくらいは今の軽自動車ならいくのではないでしょうか。
また自動ブレーキ等の先進の安全機能は全くありません。
2wd設定しかない
雪のほとんど降らない東京などで運転する分には良いのですが、私の住んでいる佐久だと雪がふり車高が低い事もあって凍結した路面や雪の中を走るのが不安になることもあります。
15年乗るとどこが壊れるか
15年乗ると色々不具合がでてきてしまいます。以下に症状を記したいと思います。
リモコンキーのバッテリーがなくなった
リモコンキーのバッテリーがなくなれば電池を交換すればいいと思う方もいるかもしれませんが、
旧型(初代)コペンのリモコンキーは電池を取り出し交換する事ができません。
リモコンキー自体を交換しなければいけません。確かディーラーで8,000円するとか言われました。
リモコンキーの電池を交換する裏技もネットで紹介されていますが自己責任になりますね。
窓が閉まらなくなった
10年くらいして窓の開閉ができなくなったことがあり修理にだしました。
トランクに雨漏り
コペンはオープンカーなのでゴムを使っている部分があります。そのゴムが劣化してそこから水が漏れてトランクに入って来たトラブルがありますた。これも10年以上乗った後です。
錆びてくる
12年くらい経過するとボディの錆が発生しました。後輪部分のフェンダーですが3ヶ月〜6ヶ月に1回くらいしか洗車をしなかったのでその影響があるかもしれません。
マフラー壊れる
マフラーが錆びて穴が開いたりしてきました。ディーラーで修理だと5万円するとの事でした。
タイミングベルト交換しました。
エンジン当たりから異音がしました。ディーラーに見てもらうとタイミングベルトが劣化しているとのことで交換しました。
コペン購入後後悔したこと
全体的にはすごく満足な買い物でしたが後悔した事もあります。
シートヒーターの車にすれば良かった
これ一番後悔した事です。コペンの一番の醍醐味はオープンカーになる事ですがシートヒーターがないとオープン出来る時が激減します。
寒いときに無理してオープンにする後ろめたさがあります。無理してる感がありなんかかっこ悪いです。
シートヒーターがなくても運転できるのは夏の夜か春か秋ですが、春は花粉がでてくるし、そうすると秋しかないのですが寒くもなく熱くもなくちょうどいい日というとかなり限られて来てしまいます。ぜひ購入を検討している方にはシートヒーター付をお勧めしたい。(現行コペンはすべてシートヒーター付きみたいですが)
シートヒーターがあれば多少寒い日でも、心地よくオープンにして運転する事が出来ます。
色を好きな色にこだわるべきだった。
中古車を買おうと思い本当はシルバーが良かったのですが、シルバーがなく早く欲しかったので白を購入しました。
白も悪くないのですが、シルバーを見る度やはりシルバーが良かったと15年の間後悔しました。
洗車をすれば良かった
先ほども書きましたが、車が錆びてきます。この車を査定した時にお店の人にも言われたのですが、コペンの一番錆び易い部分はフェンダー部分(上写真参照)みたいです。私は購入した頃はまめに洗車等メンテナンスをしていましたが、そのうち半年に一回くらいに回数が減ってしまいました。もう少しこまめにメンテナンスしていれば錆びなかったかもしれません。
なぜ乗り換えるか
多少の欠点はあるものの、私にとっては本当に買って良かったと思った大切な相棒でした。
そんなコペンも新しい車に買い替えようと思います。新しい車はデミオです。
なぜ買い替えるのかというと、13万キロ以上また15年も経過すると上に書いたように色んな所が古く修理代がかかるようになってきました。また埼玉から佐久に引っ越しして雪があるため4wdでないと不安になります。また最新の車は安全技術も充実していたり燃費も良いです。
年齢を重ねるうちに安全とか維持費が安いとか使いかってが良いなど基本的な事が重要と思うように価値観が変わってきました。そして大好きなコペンを手放し新しいデミオを購入する事にしました。
コペンを高く買い取ってくれたという記事は下記をご覧ください。
最後に感想
15年もの長い間乗り続けたのは、旧型コペンにそれだけ愛着があり、飽きのこない大好きな車だったということ。
15年この車と一緒に少し大げさかもしれませんが人生を歩んできました。色々な事がありました。この車との出会いによっていろんな人とドライブしたり良い思い出でを作ってくれました。ちょっと寂しいですがこんな旧型(初代)コペンとも今月一杯でサヨナラです。
最後にこの旧型(初代)コペンとこの車を作ってくれたダイハツさんに感謝したい。
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